

- 2018年8月11日
パネル等のデザイン
筑紫野市歴史博物館にて開催中、「明治維新と宿場町」の展示パネルや看板等のデザインを担当させていただきました。 展示室入り口のL字になったパネルには、古文書からスキャンした文字をうず巻き状にあしらい、激動の時代を表現しています。 博物館スタッフのアイデアを発展させ、ビジュアル化させていただきました。 この渦に描かれた文字、よく見ると「原田」や「山家」など今も筑紫野にある地名や、「アメリカ」「イギリス」など外国との交流が伺える文字が読み取れ、発見するとちょっと嬉しいです。皆さんも探してみてください。 展示室内では、幅9メートルという巨大な年表や、展示コーナーの各タイトルパネルや解説のパネル、説明書きのキャプションパネルなどをデザインさせていただきました。 パネルなど大きなものは、原寸の大きさで、また実際の会場でどう見えるのか、というのが重要だと思います。 大変な手間ではありましたが、今回も、自前のプリンターで出力したものを原寸サイズにて貼り合わせ、確認用として校正の段階で先方様にお持ちしたところ、ここまでしてくれる業者さんはいないと、とても喜んでいた
- 2018年8月5日
少数派を置き去りにしないデザイン(色の見え方)
今年やりたい事の一つに、ユニバーサルデザインを学ぶことをあげていました。 その中でも、グラフィックデザインと大きく関係するのがカラーユニバーサルデザイン。 『色』のユニバーサルデザインです。 本日、その勉強会がありましたので参加してきました。 『色』のユニバーサルデザインって何? 世の中には、色の識別が困難な方々がいます(色覚異常・色覚多様性)。
また、今、正常に見えている人でも高齢者となり若い頃と見え方が変わってくる事が誰しも起こってきます。 そんな方々が存在することを前提とし、前もって配慮した色使いをしましょうというデザイン。 私の言葉で表現すると、色の見え方についての少数派を置き去りにしないデザイン、それが色のユニバーサルデザインだと思っています。 日本国内でおよそ350~370万人、世界で約2億人の方が色覚異常との事。 まずこの多さに驚きました。少数派とも言えない数かと思います。 公共性のあるお仕事も多くさせていただいているので、今ここできちんと勉強するべきだと思い、今年着手すべきテーマの一つとしました。 知らない世界の事を、自分の勘や